三賢者の賢者生活

YouTubeで活動している三賢者の日常を綴るブログです。

賭博師は祈らない

どうもアユムです。
今回は第23回電撃小説大賞の金賞を受賞した作品「賭博師は祈らない」(著者 周藤蓮 イラスト ニリツ)を紹介していこうと思います。
ちなみに本記事は現在発売されている1巻2巻まとめて紹介します。下のネタバレには2巻までの内容が乗ると思われます。

舞台は18世紀末のロンドン。賭博がいたるところで行われるようになった時代に、賭博を生業にしている「賭博師」の主人公ラザルスが、とある失敗によってある商品を買うことになる。それは奴隷の少女であり、ヒロインのリーラであった。
リーラはとある富豪により頼まれていた商品で、喉を焼かれ声を出すことができず、決して主人に逆らうことのないよう調教されていた。それを訳あって富豪が買えなくなったので、ラザルスに回ってきた。という感じである。

奴隷と主人というまあまあ最悪の出会い方をした二人が、そこから少しずつ親交を深め、二人の関係性を作っていくのが本作品の見どころの一つでしょう。

評価
・世界観……1
・キャラ……2
・展開力……2
・文章……1
・奇抜さ……1

このラノベを楽しめるかどうかは、読み手が物語中の18世紀末ロンドンの世界観に浸れるかどうかが大きいと思います(地の文で世界観について結構書かれていますが、その説明によって浸れる人は良し、逆に説明ばかりで物語に浸れなくなってしまう人は厳しい)。
また、ヒロインのリーラの設定を受け入れられること、それと「どうでもいい」が口癖の主人公ラザルスを好意的にとらえられることが楽しめるかどうかの判断基準になると思います。
私は冒頭のラザルスの独白を読んだ段階でこの作品は当たりだと察しました。

これらが大丈夫な人は間違いなくこの作品は当たるでしょう。ぜひ読んでください。

ネタバレありの感想は後日気が向いたらあげます。